きまぐれ庄日記(2006.4.3~4.26)
現在は九月の十日で今宵は「秋刀魚の刺身」と洒落こんだ、秋スタートと言った夜である。
さて四月のモバイル日記の纏めだが、あれから半年と経ったのか・・。
スタジオで鍋をしているのが季節を越えた実感を呼ぶ。
連日、24時間体勢で大満月ライブのアレコレを仕込んだ・・。一丸と成ってステージに向かった良い経験でした。
ライブに参加してくれた皆さん、応援を寄せてくれた皆さん改めてありがとう。
一週間後の『長月の爆弾』もお楽しみに。
プライベートな日記として「ナスカと俺」や「猫と俺」は我ながら力の入った珍作である。
長庄
2006.4.3[Mon]『春鍋暁を覚える・・』 |
現在日曜の深夜28時である。目下DVD制作の大詰めで大島ボスに至っては三日程ぶっ通しで映像編集に手腕を奮っている。真のタフガイとは彼の事だ・・ボスながら天晴れである。 そんな中、俺は前回好評を博した夜食鍋をこしらえた。野菜大好きな大満月チーム。ふんだんに白菜、舞い茸、人参、豆腐などを用意して、今回のメインは『フワフワ鳥団子』である。 まず卵白と卵黄を分けて卵白を即席ホイッパー(割り箸四本)でスリップノットさながらのスピードでメレンゲ状に泡立てて鳥挽肉をザックリと混ぜる。軽い味付けにはスタジオの戸棚に有ったミネラル、香辛料たっぷりの『クレイジーソルト』と酒少々に砂糖を一摘み、そこに卵黄を混ぜて鍋の炊き上がり頃にフワフワと表面に浮かす。火を通し過ぎないのがコツ・・。雲のように浮かんだ『フワフワ鳥団子』は2分もたたず完売した。 あと買ってきたのは白モツにガンモに稲庭うどんにと・・まだまだ作業は続くのです。 皆さんも夜なべ仕事に仲間と鍋など・・あ・・空がまた白く成ってきた・・ズキューン!! 板庄(09:54) ![]() |
2006.4.4[Tue]『鍋七変化』 |
昨日の俺の『フワフワ鳥団子鍋』の出汁(だし)が老舗鰻屋の秘伝のタレのように先代からのつぎ足しつぎ足しで受け継がれ、48時間程時間が経ったら真っ赤なキムチ鍋に成っていた・・。 大島くんとジャスティンと俺と数名のスタッフで、この鍋で温かなパワーを補充し長時間のDVD編集を続けた・・。途中この出汁はモツ鍋となり、野菜鍋になり、シラタキ鍋となり、ソーセージ鍋となり、湯豆腐となり今キムチうどんとして幕を閉じようとしている・・。心に万感つのるDVD編集であった。大島くんのこの土鍋ありがとう・・次は豆乳鍋をしような・・。 皆さん大満月のCDに付いてくる初DVDを楽しみにしていてください。大笑 (15:52) ![]() |
2006.4.7[Fri]『イチゴ』 |
今日は電話したり掃除したりで日が暮れ夕方にランニングの帰り市場に寄ってレモンとイチゴを買った。黄色と赤色・・すごく綺麗である。皆さんもたまに何気ない日を。 果庄(01:28) ![]() |
2006.4.8[Sat]『俺のきんぴら』 |
ゴボウは自慢じゃないがすごく旨い!! 大きくザックリ切った人参と炒めてガリゴリ歯応えを感じながら喰うのがベストである。醤油は鍋肌に、胡麻油はとどめに、甘味は人参に任せてと・・。 根菜庄(0:01) ![]() |
2006.4.14[Fri]『大江戸線六本木駅から最終電』 |
『大江戸線と猫と僕』という曲がflow-warにあった。好きな曲だった。一年半前まではそのメンバーでよくこの列車に乗って帰っていた。 あれからは一人でよく乗っている。 明日は新バンド大満月の初ライブ!!深夜の地下を今日も行くよ。明日のライブがスゲー楽しみです。 駅庄(0:53) ![]() |
2006.4.16[Sun]『最高』 |
初ライブの映像を昨日(15日)はスタジオで二回観た。一回はエリカビッチとあーだこーだ話しながらガン観して二回目はオーディエンス気分で一人で観た。感無量のバンドが出来た。本日が楽しみである。 最庄(05:50) ![]() |
2006.4.19[Wed]『雨あがりの渋谷に・・』 |
(これは16日の大満月プレライブの日に会場に向かう車中で付けていた日記で携帯内で熟成されていました。この日静かに燃えてんな・・回庄 以下→) 桜は青葉に成っている、公園には新芽の匂いが漂い始めた。雨が少しだけ降っている・・自宅近所の公園はゆっくりとした日曜日です。 今日は待ちに待った大満月のライブ・・一時半に会場入りして俺はいつも通り頑張るんだろう。 山手通り、新宿、代々木と経て渋谷に着き雨が上がってきた・・また暑い季節が来る。今日来れない人や遠くに住んでいる人へ大満月のライブが届くように頑張らなくては・・。道玄坂の木々も雨上がりに綺麗に映えそろそろ会場に着きます。 今日も良い日に成りますように。 並木庄(11:22) ![]() |
2006.4.20[Thu]『ナスカと俺』 |
昨日はオフ。前日はEXCITE3でその前までは大満月のライブへの日々・・。昨日はオフとはいえ一日歩きながら「さて次は・・」と缶ビールを買ったり靴屋を覗いたり駅前で人を眺めたりしていた。 そんな途中に立ち寄ったのは上野国立科学館の『ナスカ展』で、巨大な地上絵や千年以前の物とは思えないポップな紋様の出土品には、脳も心も潤わされた。皆さんも是非。 しかし地上絵の説明文にビックリしたのは「宇宙人が書き残したと言うオカルトじみた空説もありますが、これは古代ペルー人が祭りの際に描きました・・」と《宇宙人が描いた》もしくは《宇宙人へ描いた》説を全面否定しているのである。 藤子世代の俺としては「粋でない・・」と腰ほどのちびっこ達の顔を見て「地上絵の正しい見方」を伝えねばと思いました。 俺はカルト気質でこんな事を言っている訳ではありません。何故なら地上絵の中に『フクロウ顔の男』と言う山肌に描かれた30メートルにもなる人物画が有り、この絵が俺は小学生の頃から大好きなんですが、この人物像に最も近い被写体はどう見ても宇宙服を着た人物か、もしくは潜水服を着た人物の姿にしか見えなく(解りやすく言えば巨大なヘルメットをかぶりブカブカのツナギの服を着た全身防護服の人物画)、有名な『ハチドリ』や『サル』や『クモ』の地上絵はナスカ風のキチッとしたデザインに見えますが、『フクロウ顔の男』だけは何かを見た模写に見えます。線も曖昧でスケッチ風です。 小学生の時に初めて見た時に、ネッシーとかは今一つ信じられなかったけれど『フクロウ顔の男』だけは「本当だ・・宇宙服の人だ・・」とショッキングでした。南米ペルーのナスカの山肌に、30メートルもある宇宙服風の人物が1000年も前から天を仰いでいます。 真相は解りませんがモアイよりずっとずっと誰かを待ってる感じです・・なんてやってる間に心も脳も充電完了・・。 明日からまた次の大満月のライブの用意です。 ナスカ庄(14:10) ![]() |
2006.4.22[Sat]『スローな初夏』 |
夕方に買い出しに出かける。本日我が双子座は朝の占いで堂々の最下位だった訳で、ラッキーアイテムは『鯛のお刺身』と言われ「鯛のお刺身?!それは上物・・ラッキーで当たり前では・・!?」などと少し意地悪く思ったが、鯛へと触手は伸びた。 市場にて熟考・・今宵の肴は『鯛の兜煮』にした。ガッチリした鱗を包丁でガリガリこそげて軽く湯通ししてから砂糖、塩、醤油、生姜で煮て、落とし蓋をして片手間に弱火よろしく様子を見てやれば誰でも絶対にうまく出来る。 夕方の空は初夏の様相。今年の中盤以降を予感させられる。皆さんもラッキー(アイテム?!)を作る日々を。 鯛庄(02:43) ![]() |
2006.4.25[Tue]『休日』 |
黒胡麻のオムレツを作って休日スタート・・。 昨日は久々にHARD ROCKSのリハーサルで、昼から丸一日ドッカンドッカンやっていた。今回はライブ日に立て込んでしまった黒瀬君が英二に助っ人を頼んだ。兄弟でHARD ROCKSをやるのは不思議だがこれもまた番外編で一興です。皆さんお楽しみに。 帰りはトモシーの車で送ってもらった。たくさん話をして笑った。 オムレツ庄(12:12) ![]() |
2006.4.26[Wed]『猫と俺』 |
猫とは仲良くしたいがどうも上手くいかない。事の始まりは物心が付く前から始まる。「もー!!!猫に夕ご飯のオカズを盗られた時は悔しくて悔しくて!!」とサザエさんの歌のような子供時代を送ったのは、俺を産んでくれた偉大なる母親。 その幼少の頃から母は強烈な猫嫌いで、他にもお櫃のご飯を食べられて猫の毛が入っていたとか、ヒヨコがさらわれたなど・・猫との因果をよく聞かされて俺は育った。 子供の頃は近所には猫を飼っていた友達も居なく、猫とはほぼ無縁のまま東京に出てきた。 上京してからびっくりしたのは一人暮らしの友達の部屋に行くと、猫と暮らしている奴の多いこと・・犬より大家に見つかる事が少ないのか??気が付くと炬燵で一緒に丸くなっていたり、部屋の隅からこちらを見ていたりしていてなかなか可愛い・・しかし悲しくも我が体質・・猫部屋に一晩も居ると呼吸が苦しくなってきてしまい、嫌いに成る前においとまする事にしている。 さて何故いきなり猫なのか??この町に引っ越してきてカレコレ五年かな??この猫は自宅近所の玄関先にいつも居て、駅に行く裏道で無口に佇む町の賢者である。flow-war時代には実は黒瀬くんは超近所(300メートル位の所)に住んでいて、この猫には二人で帰り道によく遭遇していた。 今は黒瀬くんは引っ越してしまい俺一人の帰り道だが、町の賢者は今日も変わらず薄目にて雄弁である。猫とは距離をおくのが良い関係のようである。 猫 庄(19:20) ![]() |