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謎のバンドその2!?詩人と俺

『LED ZEPPELIN』『JIMI HENDRIX』『ROLLING STONE'S』に『THE BEATLES』・・。名を口にするだけでいつでもシビレる。きっと死ぬまで好きだと思う。周りも「あいつはあんなバンドが大好きなんだ。」と思って居ると思う。
それとは別に「それも好きなんだ・・へー・・」と思われるバンドがある。それは色んな場で公言してきたが、日本の『RCサクセション』で清志郎さん達の詞に今も心が引かれる。
『ドライブマイカー』『指輪をはめたい』『多摩蘭坂』『ツキアイタイ』『わかってもらえるさ』『空がまた暗くなる』『電気』『ハイウェイのお月様』『山のふもとで犬と暮らしてる』『よごれた顔でこんにちは』『ヒッピーに捧ぐ』『僕と彼女』『君が僕を知っている』等・・。曲を想うだけで心が上にも下にも明るい所にも淋しい所にも持って行かれる。ちょっと前までは俺が「RCが大好きでさ!!」と現場で言っても「うん???!お前が・・??」と思われる理由が分からなかった。
理由はflow-warをやってる頃分かった。答えは至極簡単、俺がそんな感じのバンドマンには見えないからである。自分がどう見えてるか分からないからよく色んな場でバカな発言や行動もした。誰もがある自分だけの孤独な話・・。
そんな俺が今年の春頃に詩人からバンドに誘われた。昨日クラブチッタ川崎でライブをやった『KAOX』で誘い主は鍵盤を叩きながら詞を紡(つむ)ぐ男『カオル』です。
彼は詩人として生きている。愛の事や人の事を、世の今の事や未来の事、外国の事件や花が咲いたり散ったり美しかったりする様な事を言葉に置き換え紙に書く。そして歌にして人に放つ。
カオルの風貌は黒瀬君が華奢(きゃしゃ)になったような感じでスナフキンハットに長髪で金髪で背丈も黒瀬君ぐらい。(ついでに歩くのも同じ位ポチポチと遅い。)ハスキーな喋り声は年上ながらとてもかわいい。笑い声も高らかでいい。
彼が詩人と知ったのは2001年に俺がLED ZIPPOLINでロバート・プランタローをやってた時で新横浜BEELSのトイレに9・11テロにまつわる彼の詞が貼ってあったのが最初だった。「そっかーカオルさんは詩人なのね・・」と思ってから随分経つが、昨日ライブが終わり家に帰り録ってもらったMDを聴いて「すげーいいじゃん・・」と感動した。
深夜、歌にじっくり耳を傾けてたらカオルに射ぬかれた。ピアノと歌と英二のドラムと俺のベースだけのちっちゃな形態だが会場の全員に届いた気がするライブだった。また本気に成っちゃうバンドが増えてしまいそうで益々頑張らなくては・・。カオル、誘ってくれてありがとう。来月の11日ライブも楽しみです。今度はリハーサルにも遅刻しないようにします。メールの返信とかも迅速にします。俺は『誰もがハローと言える場所』って詞が大好きだよ。『ジェネレーション』の詞はシビアに身に詰まされるよ。前に俺もいっぱい詞を書いたんだ。『ヨーグルト』って詞は中々良かったんだぜ。
9月11日のライブお暇でしたら皆さん是非。きっと素敵な空間になるでしょう。たくさん愛し合いましょう。

05・8・14 サマソニのオアシスに向かう電車より。庄